1月の花は、この時期に流通する代表的な冬の花「アネモネ」をご紹介いたします。 アネモネ(学名:Anemone coronaria)は、キンポウゲ科アネモネ属の総称で耐寒性多年草植物です。名称の由来は、ギリシア語の「風」を意味する「anemos」からとされ、種子に毛があり、風により運ばれることが、その所以とされています。英名として「windflower」とも呼ばれております。和名は、紅花翁草(ベニバナオキナクサ)、牡丹一華(ボタンイチゲ)、花一華(ハナイチゲ)。このアネモネは、ギリシア神話に登場し、女神アフロディテが愛した美少年アドニスが、不慮の事故で亡くなるときに流した血が滲んだ大地から誕生したとされています。花卉の中でも非常に鮮やかな赤い色彩を持っている品目の一つです。アネモネの育種の歴史は古く、イギリスやオランダにおいて15世紀ごろから活発に行われ、豊富な花色や八重咲き等、いろいろな品種が育成されました。茎の伸びるものから矮化したものもあることから、切り花をはじめ、鉢物など多様な形態で流通しております。また、栽培が比較的容易なことから、ガーデニング品目としても根強い人気があります。花の少ないこの時期に、色とりどりの色彩を持つアネモネは、皆様の空間を華やかに演出してくれることでしょう。ぜひ一度、お手にとってみてはいかがでしょうか? ちなみに、ギリシア神話ではアドニスの血からアネモネが咲きましたが、アフロディテが彼の死を悲しむあまり流した血の涙が、赤いバラになったとか・・・・。
先月は『実』ものをご紹介しましたので、今月は『葉』ものをご紹介したいと思います。 今回は年末に向けて需要の高まる『ハボタン』を取り上げてみました。 もともとは花壇や鉢物として用いられていましたが、現在では高性品種の育種により切り花でも馴染みの深い品目となっております。 ハボタンはアブラナ科(Brassica oleracea)に分類され、原産地はヨーロッパとされています。 耐寒性の強い多年草ですが、園芸上は一年草として扱います。 観賞部位は『葉牡丹』の和名の通り、色とりどりの葉です。丸葉系や縮緬系など葉の形も様々で飽きさせない上に、スプレーによる着色やラメの使用によりバリエーションはさらに広がっています。 夏期に播種して12月に出荷する作型が一般的で、特に年末年始には欠かせない品目となっております。 切り花として用いる場合、肥料が多いと茎が太って見栄えが悪いだけでなく、発色不良の原因にもなります。肥料は10月中下旬には肥切れを起こすくらいまで控えた方が良いでしょう。 潅水は初期たっぷり、以降は控え目ですが、急激に水を切ると落葉することもあるので注意しましょう。 既に冬期を彩る花材として有名ですが、この機会に再注目してみてはいかがでしょうか。
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